上智にホタルが舞いました

9号館カフェの横にビオトープがあるのを知っていますか?
ビオトープとは、ギリシャ語の「bios(生物)」と「topos(場所)」の合成語で、生物が自然な状態で生息している空間のことを意味します。
上智大学創立100周年のプレ事業として2012年に地球環境学研究科の院生らによって作られ、Fons Gratiae (恵みの泉)と名付けられました。 その時放流したホタルがちゃんと子どもを産み、 これまで5年連続で飛翔が観測されてきました。
今年も有志の学生らがメンテナンスを行い、 新たに放流したホタルの幼虫を見守ってきましたところ、 7月8日(土)に初飛翔が観測されました。
今年はホタルの天敵のカエルが繁殖したので、心配しておりましたが、 逆境を生き抜いたホタルがいたようです。 光のラブコールでお相手を見つけ、命を未来に繋いでくれますように。
こんな狭い空間でいろいろな生き物が<食べる>・<食べられる>関係を繰り広げていること、 ホタルの命、カエルの命、同じ重さを持っているのにホタルの命を優先したい人間(ホモ・サピエンス)という生き物の面白さ。 みなさんと一緒に考えてみたいと思います。

【動画】ホタルの様子はこちらから

現地の様子