教員紹介

岡﨑 雄太

プロフィール

神奈川県鎌倉市出身。慶應義塾大学総合政策学部卒。公共政策修士(ジョージタウン大学)。1999年、環境庁(当時)に入庁し、公害・地球温暖化対策に関する法律や税制の立案、環境白書での分析、他省庁や経済界との調整・交渉、訴訟への対応、省庁再編や人事採用などを担当。2015年9月から現職(環境省を研究休職中)。米国では、州レベルの再生可能エネルギー政策について定量分析を行うとともに、Center for Climate and Energy Solutionsにおいてインターンとして政策立案や広報戦略づくりに従事。2010~2013年には在中華人民共和国日本国大使館に出向し、中国の環境問題・政策の分析、協力プロジェクトづくりを進めるとともに、我が国の環境政策について、全国人民代表大会を始め政府機関、大学、NGO等での講演やメディアへの寄稿を行う。環境経済・政策学会会員。

1.研究紹介

日本は「環境先進国」として評価されてきたが、過去の公害対策から現在の地球温暖化対策に至るまで、どのように課題が認識され、その解決策が提案され、どのような政策決定プロセスを経て、合意形成がなされて(あるいはなされずに)きたのだろうかーー環境政策・環境行政における様々な利害関係者との交渉や、国境を超える課題に対する国際的な交渉や協力プロジェクトづくりに着目し、望ましい環境政策とその合意形成の在り方について研究を進める。

2.特色

日本、米国、中国における実務経験を踏まえ、具体的事例を取り上げて議論を行う。中国では深刻な大気汚染に悩まされる一方で日米に先行して排出量取引制度の導入が進められており、こうした環境分野での世界的な政策競争や、経済界の戦略的対応、市民・NGOの参画についても検討していく。

3.何が学べるか

様々な政策手法とその活用事例について、具体的なエピソードを交えながら、実際の政策について分かりやすく紹介していく。政策目標の設定とこれを達成するための政策手法・運用のあり方、それぞれの利害関係者の立場の違いと各主体間で合意を形成するための方法などを考えていく。

4.ゼミの紹介

環境政策に関する基礎知識を共有するとともに、参加者の関心に応じてテーマを選択し、議論を進めていく。現在進行中の政策についても関心を持ち、国や自治体における議論の把握、利害関係者とのディスカッション、パブリックコメントへの参加などを通じて、多様な選択肢の中から合意づくりを進めていくためのあり方を議論していく。参加者の主体性を重視し、テーマ、外部講師、現地調査などを選択していく。