学生の声:どのような学生がいるのか?なぜ、応募したのか?

交流が成長させてくれる場

石垣 尊光

「人工林の荒廃を防ぎたい」。学部時代に行った間伐プロジェクトから見えた国内人工林の現状が、本研究科への進学を決めたきっかけでした。入学後は資源枯渇のみならず地球温暖化・公害等多岐に渡る環境問題を法学・経済学等様々な分野から考察することにより知識を得て、研究の礎としています。本研究科の最大の特色は「多様な人才」。ゼミの鷲田先生始め各分野のプロフェッショナルである教授方は距離が近く、また研究科生も社会人、留学生等経歴が様々で、ここにいる多くの人々との交流が私を成長させてくれると実感しています。

自ら行動することによって学ぶ

秋田 典子

学部時代は教養学部であったために、広く浅く主に国際関係について学びました。その中でも環境と政策について興味を持ち、より深く環境政策を学ぶためにこの研究科を受験しました。現在は、所属している柳下ゼミで自治体における廃棄物対策について研究を進めています。ゼミでは、教授やゼミ生の発表、文献講読やディスカッションなどを主に、毎回刺激や新しい発見があります。また、ゼミや講義以外でも学内での講演会やワークショップなど、自ら行動することによって多くのことを学べる機会が身近にあります。

みんな環境に優しい人になろう。自分の特長を発揮して環境に取り組む

林 英

中国の環境問題の解決のために、日本と中国の環境協力はもっとも重要なカギの一つに違いないと感じて、本研究科に進学することにしました。今までの9カ月、とても充実した日々を過ごし研究を進めることができました。特に、発展途上国からきた留学生にとって、自分の特徴を発揮して、ここでいろいろな分野の環境研究ができることは最大の魅力です。ここでの研究が、将来、自分の国を豊かで安全な国にして、人々が安心して生活できる環境にするという、やりがいのある人生につながると思っています。

地球規模の視野で取り組む、学びの場

畠山 祐季

地球環境学研究科1年の畠山です。廃家電のリサイクルに関わる法政策を専門に研究しています。元々は海外の大学院を志望していたのですが、大学院での研究計画を立てた際に、国内の大学院のほうが研究しやすい、と思うようになりました。しかしやっぱり英語で勉強・研究できる場をそう諦められなかったので、留学生数が多く英語でのカリキュラムが用意されている上智大学大学院地球環境学研究科を選びました。入って良かったことは、多種多様な国籍を持つ学生たちのおかげで、地球規模の視野を忘れずに学び続けられることです。専門の研究を突き詰めていくとついつい狭い領域でものごとを考えがちですが、環境問題へのアプローチは国・州・都市によって大きく変わります。環境への取り組みにおいて費用対効果をどう上げていけるか、グローバルな学生たちと今後も取り組み続けたいと思います。

多文化の舞台で自分の成長を追求する

龍 予涵

地球環境学研究科2年の龍予涵です。1年目からフランクゼミに所属して、企業のCSR活動が顧客ロイヤルティへの影響について研究しています。私は、中国の北京出身で、大学時代に日本語を専攻していました。日本の文化に魅了されて、大学卒業したら日本へ留学に行くと決意しました。ここ近年、北京の大気汚染が益々深刻になり、人々の健康に悪影響が続出しています。日本は、環境保全や環境問題へのアプローチにおいて豊富なノウハウを持っているので、それを活かして北京の大気汚染の解決に少しでも役に立てたらと考え、上智大学の地球環境学研究科を選びました。入学する前に、上智大学がとてもグローバルな大学だと知っていましたが、実際に研究科に所属したら、ここの文化の豊富さに自ら実感していました。研究室では、日本語や英語だけでなく、沢山の国の言語が飛び交ったりしています。沢山の異文化と交流することを通じて、視野を広げたり、異文化への包容力も身をつけたりすることができました。

多角的に物事を見つめ、自ら考え行動する

田中 翔子

 日本における地方衰退の現状を、地元産有機農産物を活かしたビジネスによって解決できないだろうか。この思いに応えてくれたのが、環境に軸を置いてマーケティング・マネジメントをも学ぶことのできるこの研究科でした。入学後はフランクゼミにおいて専門的な調査方法論を学びテーマを深く追究すると同時に、環境的側面から法律、政策、経営なども他の講義で学ぶことで全体像を意識するよう努めました。一つの事象を異なる角度から批判的に見つめることで、より明確に本質を捉えることができるからです。また、多様な国籍・年齢・背景をもった仲間と共に理論と実践の双方から知見を得ることのできる環境はこの研究科のユニークな点です。現在は休学をし、フランスで農業のビジネス戦略を学んでおり、それをどのように日本で応用できるかということを常に考え行動し続けています。このように、自分次第で視野を広げて多くのことを学べるのもこの研究科の大きな魅力の一つであると実感しています。

経営学の視点から環境問題に取り組む

路 振鵬

 環境の問題は中国でもっとも厳しい問題と言っても過言ではありません。特に私の出身地で大気汚染の問題が深刻です。環境科学は人間の活動と密接な関係があります。環境問題の研究は根本的に経済発展と環境保護との関係のバランスをとるための方法を研究することだと思います。そして、企業には利益を追求しながらも、環境を保護するための責任があります。私の大学時代の専門はマーケティングなので、経営学の知識を生かして、環境問題を研究しようと考えます。日本の環境の綺麗さは世界で知られているため、私は上智大学の地球環境学専攻を選びました。

留学不要!退社不要!都心で幅広い地球環境を学べるのは上智だけ

竹田 有里

 TOKYO MX報道記者・キャスターを経て、現在は文化放送にてサブキャスター・記者、フジテレビにて気候変動特番の取材ディレクター。過去に環境ドキュメンタリービデオを2本制作、専門的な知識不足を痛感したことがきっかけで昨秋入学。社会人でも留学をせずとも英語で授業を受けられ、国籍の違う仲間の輪が広がる!もちろん日本語コースもありますが、日本人の皆さんにこそチャレンジしてもらいたいです。地球環境において最前線で研究をなさっている先生や外部の先生から直接学べたり、多様な学外研修に参加できたりと、毎日が刺激的です。本学での学びや研究、取材を通して、地球環境の現状を世の中に発信していきたいです。