ソフィアの森の活動報告

絶好の秋晴れとなった11月13日(日)に、輝く紅葉の山々と雪を頂いた浅間山を背景に眺めながら、20名の研究科の学生が参加して、「ソフィアの森」の活動が実施されました。今回参加した学生の国籍はイギリス、マラウイ、南アフリカ、モンゴル、中国、日本と多彩で、説明は基本的に英語で行われました。佐久森林組合から堀籠業務第一課長ほか4名、東信森林管理署から下岡ふれあい調整官と木内主席森林官の2名にご参加いただきました。また、研究科からは柴田教授と鈴木准教授が参加しました。
今回のメインの活動は森林内のトレール(歩道)の整備と看板類の設置です。トレールの草刈りは、ヘルメットと軍手で完全武装した学生が4班に分かれて、森林組合の指導員の方々の指導の下、時折、近づきすぎないようになどとの注意を受けつつ、手鎌を使った灌木や草本の除去を行い、沢沿いから中心の道路に戻るループ状のルートが完成しました(写真は作業の実施風景)。沢沿いに自生しているワサビを見つけて歓声が上がっていました。 また、佐久森林組合に製作いただいた看板の設置作業も行いました。看板は2m×1.2mの国産スギ材を使用した美しい色合いの立派なもので、その支柱にも地元産のカラマツを使った力作です(写真は設置直後の看板)。このほかに、小さな案内看板も2ケ作って、エリアの入り口近くに設置することにしました。このほか、樹木名板の取り付けも行いました。班ごとにエリア内の林道沿いで名前の書かれた樹木を探したり、思い思いの樹に樹木名板を取り付けたりする作業を行いました。以上の作業を行っているうちに、秋の日はたちまち傾いてきて、来年の活動計画について話をしたりしながら、一同帰路につきました。
今回のイベントに当たっては、東信森林管理署から用具類の貸与をいただき、佐久森林組合から看板製作とトレール作設の指導をいただきました。また、看板製作とトレール作設費用は国土緑化推進機構の「水と緑の森林基金」の助成を受けております。この場をお借りして関係機関と関係者の皆様にお礼を申し上げます。

>

現地での様子