修了生紹介

企業として環境問題に取り組む

小島 彩 マルハニチロ株式会社勤務

大学院では環境問題について幅広く学べ、自ら発信する力をつけることができました。現在はCSR部門に配属され、環境問題について取り組んでいます。持続可能な社会を作るためには、企業が経済優先の状況を変えていかなければなりません。大学院での学びを活かし、人と自然が共生できる社会を目指します。

水の存在に気付く魚になるために

生駒 幸慈 学校法人立正大学学園勤務

「魚は水の存在に気付かない」という諺がある。人間社会に置き換えるならば、水は我々を取り巻く「環境」になる。誰一人環境と無関係ではいられない現代において、変わりゆく環境の存在に気付くこと。そして環境を軸とした様々な分野を持つ教授陣のもと、自分なりの気付きを本研究科で研究されてはいかがだろうか。

より高度な気象予報士を目指して

根本 美緒 気象予報士(株式会社三桂所属)

気候変動による暑熱環境の変化が与える人間健康への影響を都市樹木の生態系サービスがどれだけ緩和できるのか経済評価する研究をしておりました。国境を超えた仲間達と様々な価値観や情報を共有し、研究に没頭出来た2年間はかけがえのないものになりました。この研究を生かし自分の番組の中で情報発信していこうと思っております。

人が自然と調和して生きる社会のために

山田 一夫 公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)勤務

多様な価値観や文化的慣習の利害が内在する環境問題にはトレードオフが発生し、解決には科学的知見やポリシーミックスに加え、国家横断的アプローチが必要です。研究科では各分野の内外専門家によるゼミやシンポジウムに加え、各国留学生との交流や議論を通じ真のグローバリズムを体験し、獲得した知見や人脈は環境保全活動の枢要な財産となりました。

グローバルな視点と対応能力を活用する

王 思宇 株式会社パレスホテル勤務

研究科では多様な研究テーマ、多様な国籍の友人と接することができ、異文化の理解や視野を広げることができました。知識面では理系・文系を問わず、関連分野について広く柔軟に対応できる能力を身につけました。現在は研究科で学んだ知識と多文化に接することで培ったコミュニケーション力を生かし、日々の業務に役立てています。

理論と実際の両面から環境問題を考える

杉山 圭記 2007年3月修了

私は、持続可能性に関心があり、とくに生態系というシステムから捉えた経済社会に強い関心があり、鷲田先生のいらっしゃるこの研究科に来ました。目当てだったエコロジー経済学の内容はとても新鮮であり、自然と人間社会の関係を探る新たな視点を学べました。先生のゼミでは毎回鋭い質問が投げかけられ、その都度「深く考えるとはこういうことか」と感じながら、環境経済学の理解を深めることができました。また、その他、非常に実際的な講義もありました。ある企業の環境報告書を読み込んでから取材に行き、疑問や質問を直接企業の方にぶつけて環境経営を学ぶといった内容で、私が現実的な視点から環境問題を捉えようと思うきっかけにもなりました。2年間理論と実際の両面から環境問題のことを考えることができ、非常に貴重な時間でした。

地球環境学研究科の2年間を振り返って

森田 博康 2008年3月修了

上智大学の公開講座受講の際に、大学院に地球環境学研究科が開設され社会人にも門戸を開放されていることを知り入学しました。既に65歳で二度目の会社勤めをしていましたが、周囲の理解もあり二年間無事修了することができました。大学院では、学部卒の若い人が殆どでしたが、中には社会人や私の年齢に近い人もいて違和感無く学ぶことができました。もともと仕事の関係で廃棄物処理やリサイクルには多少知識があり、環境問題に関心を持っていましたが、二年間の学習で更に自分なり考え方を纏め上げることができたかなと思っています。大学を卒業し40数年経ており,試験、レポート、修士論文と頭を悩ませることの連続でしたが、授業や毎週のゼミでの討論では生き生きとした知識を得ることができ、やっていて良かったというのが実感です。いまさら大学院に入ってどうなると言う考えもあるかも知れませんが、長年の経験と新しい知識の積み重ねを世の中に生かす機会がきっとあると思っています。

アットホームなゼミで、メリハリのある充実した研究生活

大島 彩絵 2007年3月修了

私が柳下ゼミで最も印象に残っているのは「私は口は悪いが、面倒見は良い」という先生のお言葉です。実際、面倒見が良いということは全くもって事実でした。それは、柳下ゼミにおける研究は、方法論の確立や、実社会に即応した内容を対象としているため、ときに多くの情熱を費やすことが要求され、膨大な書類と資料の中にうずまって筋道を見失ってしまうことがあります。しかし、先生はその時その時の諸問題を見過ごすことなく方向性を示し、常にゼミ生一人一人を底上げして下さったからです。また、柳下ゼミは先生のご自宅で合宿兼バーベキュー大会が開催されたり、先生のお気に入りのお店で先生ご自身のピアノ演奏が聴けたりと、とてもアットホームなゼミでもあり、そのようなメリハリの中、充実した研究生活を送ることができました。

環境問題を考えていく上で重要な問題意識を身につける

上杉 一成 2008年3月修了

「環境問題」と聞いて皆さんはどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか?地球温暖化、オゾン層の破壊、廃棄物問題、生態系の破壊などなど…人それぞれ思い浮かべるイメージは異なると思います。そして私の場合、今述べたような個別の環境問題について各々解決方法を考えたりするよりも、なぜこのような環境問題が起こってしまうのか、環境問題の被害を最小に抑える最適な社会のあり方とはどういったものか、こういうことについて興味がありました。私の所属した大和田ゼミはこういった私の疑問に十分に応えていただけるものでした。このゼミでは、環境政策の本質的な構造を明らかにし、従来の環境政策の欠陥をつき、よりよい政策のあり方について活発な議論を闘わせました。私はけっして優等生ではありませんでしたが、そんな私を優しく、時には厳しく教え導いてくださった教授とよきクラスメイトに恵まれ、今後環境問題を考えていく上で重要な問題意識を身につけることができました。大変有意義な二年間だったと思います。

私のように環境問題の構造など根本的なところから知りたい方、熱い議論を闘わせたい方、また教授自身が中国のご専門でもあるので、中国を含めた東アジア関連の環境問題について勉強したい方は是非!以上に当てはまらなかったという方も是非この大和田ゼミに来てみてください。有意義な学生生活を送ることができますから…!

環境から人生(就職活動等)まで考える

原田 友香 2008年3月修了

藤井ゼミといえば、地球環境問題を金融の切り口から考え、百聞は一見にしかずをモットーにしている藤井教授と、環境から人生(就職活動等)まで考える一風変わった研究室といったところでしょうか。 2年間のゼミ生活では、環境と社会に配慮したSRIファンドのシミュレーションを行ったことが、何より大きな財産になりました。その間、多くの外部講師を招いて講習をしていただき、時には壮絶な議論のバトルとなったこともありました。このようにゼミ生が真剣に自分たちの意見をぶつけ合える空気は、私たちの意見を真摯に受け取って指南してくださる藤井教授あってこそだと思います。シャープの工場見学に行ったりと、ただ研究室で議論するだけではない活動的なゼミ。色んな意味で自分を高めたい方、百聞は一見にしかずです。

経済の面から環境問題を捉える

柴田 怜 2017年3月修了

在学中は、環境経済学(気候変動とエネルギー政策)を専攻しました。現在は、研究機関の温暖化・エネルギー部で研究員をしています。研究生活では、経済学部の専門科目を基礎としつつ、環境経済学、Energy and Environmental Technologyなどの専門科目に加え、ゼミにて回帰分析を含む統計解析及び産業連関分析を習得し、就職時及び業務に活きています。

中国における住宅用太陽光発電の可能性を考える

王賛 2016年9月修了

大学院時代は環境問題、主に日本、ドイツ、中国それぞれの国の太陽光発電の現状、政策、太陽光パネル産業などを研究して「小規模住宅用太陽光発電―中国のゆくえ」というタイトルの修士論文を執筆しました。卒業後は広告の会社に入社しました。大学院時代、研究のため日本のたくさんの地方に行き日本文化への理解を深めました。大学院時代に研究のため日本の地方に多く行き、日本の現状の理解を深めました。現在の仕事に役を立っています。研究科で各国の学生とコミュニケーションを通じて、異文化交流をしました。また、大学院時代に研究のため日本の自治体の勉強をしたのですが、現在の仕事に役立っています。