教員紹介

柴田 晋吾

プロフィール

京都府出身。新潟県高田高校、埼玉県浦和高校、東京大学農学部卒。農林水産省・文部科学省、国連食糧農業機関(FAO)(本部およびアジア太平洋地域事務所)を経て現職。科学修士(カリフォルニア大学バークレー校)。農学博士(東京大学)。アメリカフォーレスターズ協会会員。パドバ大学客員教授。ケンブリッジ大学客員研究員。カセサート大学客員教授。主要著書として、「エコ・フォレスティング」(日本林業調査会)、「環境にお金を払う仕組み -PES(生態系サービスへの支払い)が分かる本」(大学教育出版)。

1.研究紹介

競合する多様な環境・経済・社会的価値を持続可能に実現するためのステークホルダーの参加・協働による政策形成やPES/多様な生態系サービスに着目した新たなサービス経済の可能性についてグローバルな視点からアプローチ。自然の恵みを生かした生態系サービスビジネスの研究においては、欧州などの国際研究ネットワークと連携。新潟県湯沢町において、持続可能なツーリズムのためのPES型VGS(訪問者支払いスキーム)を試行。このほか、生態系サービスアプローチによる協働型管理と計画策定システム、環境評価プロセスと国民参加、アウトドアレクリエーションなど環境資源管理政策全般に関心。

2.特色

省庁や国連機関などにおける政策形成や事業実行の現場の様々な経験を含め、グローバルな視点と海外情報を豊富に取り入れた実践的な講義を行う。英語学生と日本語学生合同のゲスト講義などを実施することにより、これらの学生の交流と日本語学生のグローバル化の促進を図っている(最近のゲスト講義のテーマ:「JICAのREDD+の取り組み」、農水省担当者による「森林・林業白書の説明会」、「横浜市の水源林の取り組み」、「環境NPOコンサベーションインターナショナルの取り組み」、「日本とヨーロッパの里山と野生生物保護問題」)。

3.何が学べるか

「環境政策論」では、「持続可能」な社会の実現のための(地球)環境政策の基礎的な分野と事項、特に、参加・協働型の政策形成、環境にお金を払う仕組みであるPES(生態系サービスへの支払い)の理論と実践を含めて、グローバルな視点から学ぶ。「森林環境政策」では、森林環境管理の考え方が国際的に紛争を経て幅広い生態系立脚型に展開してきた歴史的な経緯、参加・協働・エコシステムアプローチの理論と実践、地球レベル・国内外の森林保全問題を中心に学ぶ。また、英語科目「Environmental Resource Management Policy」および「Global Forest Conservation Policy」は、それぞれの日本語講義の英語版である。

4.ゼミの紹介

日本語と英語で別々に実施するが、それぞれの学生間の交流を促すことでグローバル人材の育成に資するとともに、枠に捉われない発想やアイデアの芽を育てることを目標にする。輪読とディスカッションを主体に実施。各自が選んだテーマについて取り組み、発表し、皆で議論する機会を設けることで、研究の基本姿勢や分析力を身につける。ソフィアの森や森林ボランティア活動などでのフィールド活動や学外での研究会などへの積極的な参加を促し、理論と実践をバランス良く学ぶ姿勢を重視する。